世界の国旗

国旗掲揚のマナーと作法|正しい飾り方を知ろう

国旗の掲揚には国際的なルールとマナーがあります。外交の場だけでなく、祝日に自宅に国旗を飾る際にも知っておきたい基本的な作法を解説します。

掲揚の基本ルール

国旗は日の出とともに掲揚し、日没とともに降納するのが基本です。夜間に掲げる場合は照明を当てるのがマナーとされています。雨天時は屋外での掲揚を避けるか、耐水性のある国旗を使用します。

国旗は常に清潔な状態を保ち、破れたり色あせたりした国旗は速やかに交換します。古くなった国旗の処分方法は国によって異なりますが、日本では焼却処分が一般的です。アメリカでは退役軍人団体などが国旗の丁重な焼却セレモニーを行っています。

半旗のルール

半旗とは、旗を旗竿の最上部から旗の長さの半分だけ下げて掲げることです。国家的な追悼を表す際に行われ、皇族や国の指導者の逝去、大規模な災害・事件の際などに実施されます。

半旗を掲げる手順にもルールがあります。まず旗竿の最上部まで揚げてから半分下げるのが正式な作法で、最初から半分の位置に揚げるのは正しくありません。降納する際も、一度最上部まで揚げてから降ろします。

なお、サウジアラビアは国旗にイスラムの信仰告白が記されているため、半旗にしない慣行があります。

複数の国旗を並べるルール

国際会議や外交の場では複数の国旗を並べて掲揚しますが、その配置にはルールがあります。

2カ国の国旗を並べる場合、向かって左側が上位とされ、自国旗を左に、来訪国の国旗を右に配置するのが一般的です。ただし、相手国に敬意を表して来訪国旗を左に配置する場合もあります。

3カ国以上の国旗を並べる場合は、国名のアルファベット順(英語またはフランス語)に配置することが多いです。国連では英語のアルファベット順が基本ルールです。

自国旗を他国旗より高く掲揚することは、その国を下に見ることを意味するため、国際的なルール違反とされています。すべての国旗は同じ高さに掲げるのが原則です。

日本での国旗掲揚

日本では祝日(国民の祝日)に家庭で国旗を飾る習慣があります。玄関先に旗竿を立てて日の丸を掲揚するのが伝統的な方法です。近年は国旗を掲揚する家庭が減少傾向にありますが、元日や建国記念の日、天皇誕生日などには官公庁を中心に国旗が掲げられています。

国旗に触れてはいけない?

「国旗を地面につけてはいけない」というのは多くの国で共通するマナーです。特にアメリカでは国旗が地面や水、商品に触れないようにすることが旗の規則で定められています。国旗を畳む際にも地面に触れないよう注意を払い、三角形に折り畳む独特の方法が採用されています。

出典・参考

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