似ている国旗まとめ|間違えやすい世界の国旗を比較
世界には驚くほど似ている国旗のペアがいくつもあります。歴史的な偶然の一致もあれば、共通の起源を持つものもあります。間違えやすい国旗の組み合わせとその見分け方を紹介します。
インドネシアとモナコ
最も有名な「そっくり国旗」の一つです。どちらも上が赤、下が白の横二色旗ですが、違いは縦横比にあります。インドネシアは2:3、モナコは4:5です。ただし、遠目に見るとほぼ区別がつきません。
インドネシアの赤白旗は13世紀のマジャパヒト王国に由来するとされ、モナコの旗はグリマルディ家の紋章の色に基づいています。両国の間でこの類似性が外交問題になったこともあります。
チャドとルーマニア
「世界で最も似ている国旗」とも言われるペアです。どちらも左から青・黄・赤の縦三色旗で、色調もほぼ同一です。チャドの青がルーマニアよりわずかに暗い(紺色に近い)とされますが、実物を並べても見分けるのは困難です。
両国に歴史的なつながりはなく、偶然の一致です。チャドは国連で抗議したこともありますが、いずれの国も国旗の変更には至っていません。
アイルランドとコートジボワール
両国とも緑・白・オレンジの縦三色旗ですが、色の配置が左右反転しています。アイルランドは左から緑・白・オレンジ、コートジボワールは左からオレンジ・白・緑です。旗竿の位置を確認すれば見分けられますが、両方向に飾られている場合は混同しやすくなります。
ノルウェーとアイスランド
どちらもスカンジナビア十字のデザインですが、配色が反転しています。ノルウェーは赤地に青い十字(白で縁取り)、アイスランドは青地に赤い十字(白で縁取り)です。北欧諸国の国旗は互いに似た構造を持っていますが、色の組み合わせで区別されています。
オーストラリアとニュージーランド
両国とも青地にユニオンジャックと南十字星という構成で、頻繁に混同されます。見分け方は星の数と色です。オーストラリアは白い6つの星(大きな連邦星1つ+南十字星5つ)、ニュージーランドは赤い4つの星(南十字星のみ)です。
ルクセンブルクとオランダ
両国とも赤・白・青の横三色旗ですが、ルクセンブルクの青は水色(ライトブルー)、オランダの青は濃い青(コバルトブルー)です。また、ルクセンブルクの旗は細長い(3:5)のに対し、オランダは2:3の比率です。
なぜ似た国旗が多いのか
国旗のデザインが似る理由はいくつかあります。色とシンボルの選択肢が限られていること、共通の歴史的背景(同じ帝国からの独立、同じ文化圏など)を持つこと、そして偶然の一致です。
国旗の「著作権」や「商標権」は存在しないため、他国と同じデザインを使うこと自体は国際法上の問題にはなりません。ただし、国際的な場でのトラブルを避けるため、国章やエンブレムを追加して差別化を図る国もあります。