スペインの国旗の意味と由来
スペインの国旗は、上下に赤い帯、中央に幅広い黄色い帯を配した「血と金の旗」と呼ばれるデザインです。黄色い帯は赤帯のそれぞれ2倍の幅があります。旗竿寄りの黄色い帯には国章が描かれています。
赤と黄色の配色はアラゴン王国の紋章に由来し、スペインの歴史の中で最も古い王室の象徴色の一つです。伝説によると、アラゴン伯ギフレ1世が戦いで負った傷の血が金色の盾の上を流れ、赤と金のストライプが生まれたとされています。
国章には、カスティーリャ・レオン・アラゴン・ナバラの4つの王国の紋章と、下部にグラナダの象徴であるザクロが描かれています。これらはスペインを構成してきた歴史的な王国を表しています。中央のブルボン家の紋章は現在の王朝を示し、両脇のヘラクレスの柱は「さらに先へ」というスペインのモットーを支えています。
現在の国旗のデザインは1981年に制定されました。
豆知識
スペインの国旗の赤と黄色の組み合わせは、ヨーロッパの紋章学において最も古い配色の一つで、9世紀のアラゴン王国に遡ります。
国章のヘラクレスの柱に巻かれたリボンには「PLUS ULTRA(さらに先へ)」と記されています。これは大航海時代のスペインの探検精神を表しています。
国章なしの赤と黄色だけの旗は「民間旗」として市民が使用できます。国章付きは政府機関用です。